4Dec

同棲の準備を進めるフィビーとマイクですが、自分の気持ちを偽ってしまったフィビーはこらえきれずに親友のロスに相談します。
(ロスの自宅を訪れて相談をするフィビー)
フィビー:ねぇロス、あなた「結婚」についてどう思う?あなたの意見を聞きたいの
ロス:どうして?
フィビー:マイクが「二度と結婚したくない」って言うのよ
ロス:二度としたくない?
フィビー:そう、二度としたくない
ロス:・・・あら・・・それで・・・君はそれでも彼と一緒に暮らすつもりなの?
フィビー:一緒に暮したいのよ・・・でも・・・ただあなたに「結婚なんて大したものじゃない」って言ってもらいたいの。仮に結婚しなかったとしても、全然へっちゃらだって。結婚する価値なんてないって。結婚って、最悪でしょ?
ロス:・・・・うん・・・結婚は確かに最悪だ・・・(ロスは3回結婚して3回離婚している)。結婚したら・・・男は太り始めるし、女はムダ毛の処理をしなくなる・・・人生の墓場だよ
フィビー:ロス、あなた今、無理してるでしょ
ロス:うん、無理してる。ごめんね、今から僕が言う事は、君が聞きたいことじゃないのはわかってる。でも・・・このことに関して嘘はつけないよ。僕は「結婚」が好きなんだ
フィビー:マジで?3回も離婚した「離婚フェチ」なのに?
ロス:・・・そういう呼び方はされたくないな、呼ぶなら「離婚マニア」と呼んで欲しい。そっちの方がカッコいい
ねぇ・・・僕の結婚歴は参考にならないかもしれない。でも、自分以外の誰かにコミットするときの感覚が好きなんだ。一番最初の妻がレズビアンになる前は、本当にいい時を共に過ごした・・・ごめんね、僕は結婚に対して前向きなんだ
フィビー:はぁ(溜息)。もちろんいいわよ、それがあなたの正直な気持ちなんでしょう?
ロス:でもさ、一緒に暮らすだけでもいいじゃない。楽しいだろうし、マイクを愛してるんだろ?
フィビー:うん、マイクを愛してるわ
ロス:でしょ?同棲が決まった時も、すごく喜んでいたじゃない?それくらい君にとって「同棲」は大切なことだってことだよ
フィビー:そうよね・・・・そうよね・・・助かったわ・・・相談してよかった・・・
マイクに結婚するつもりがないと知ったフィビーは、「結婚なんてしなくてもへっちゃら」と思い込むことで、なんとか局面を乗り切ろうとします。
ロスに相談することで、「結婚なんて大したことじゃないのよ」と思い込もうとします。
フィビーから「結婚についてどう思うか」と相談を持ち掛けられたロスは、最初はフィビーが「聞きたいこと」を言おうとしますが、自分の気持ちに嘘はつけずに自分の結婚に対する本当の気持ちを言います。
「僕は結婚が好きだし、結婚しない人生は考えられない」
それがロスの嘘偽りのない気持ちです。
これを言えば、親友のフィビーはがっかりするとわかっているけど、自分に嘘をつくことは出来ない。
それでもロスは、フィビーが少しでも気楽にマイクとの同棲へ進めるようにサポートします。
「結婚がない同棲」でもいいじゃないか、と。
つづく