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革命の原動力はいつも「怒り」

今香港で進行中の「デモ」は、英語では Protest(抗議)と呼ばれます。

香港の内情と実情を知らない世界の人々の目には、「民主を求める香港市民が中国と香港政府に対して抗議を行っている活動」として捉えられていて、それは決して誤りではありません。

ですが、実情を言えばはこれは「フランス革命」と根っこを同じくする「革命」なのです。

フランス革命は、私腹を肥やす一方のブルジョア階級と、働けど働けど貧困から抜け出せない労働者階級の格差が広がりすぎ、貧困にあえぐ人たちが、「これ以上我慢ならない」と怒りを爆発させて抗議活動を始めたことが発端となった歴史的革命です。

香港の実情もそれと同じ。

東南アジアの、香港、シンガポール、マレーシアあたりの中国華僑の「資産階級」のお金持ちぶりは、日本人には想像もつかないものです。

興味のある方は「Crazy Rich」(クレイジー・リッチ)という映画を観ると「これが本物のお金持ちかぁ」とわかると思います。

なかなか面白い映画で、決して大袈裟ではなく「華僑」の資産家とはこういうものという実情が描かれていると思います。

東南アジアには、「一生働かなくても遊んで暮らせる」人たちがワラワラと実在しているのです。

過去10年間にわたり、香港の資産階級はいや富むばかりで、約7割を占める「一般市民」の生活は逼迫する一方でした。

給料よりも家賃の方が高いという現状が続き、大学を卒業しても職にはつけず、たとえつけたとしても一人暮らしなどはとうてい出来ない状況でした。

私が2005年独身時代に7000ドル(約9万円)で借りていた部屋は、2019年の今20,000ドル(約28万円)になっています。

同じ部屋が、ですよ。

14年経っているのですから老朽化は進んでいるはずなのに、価格は3倍に高騰している。

香港では狭い家に5~6人で同居して、プライバシーのない生活に甘んじ、恋人とセックスする場所すらない。

日本人の私からしてみると、そんな生活は人間の生活とは呼べない水準のものなのです。

人生に夢も希望も持てない。

これが香港の若者たちの絶望です。

夢も希望も持てない人生など、生きる価値がない。

それくらいなら、戦って死んだ方がまだマシ。

そういって遺書を準備して、抗議活動へ出かけていきます。

自由も民主も大事。

でも、本当に若者を突き動かしているのは、「絶望」の方です。

こんな人生を生きるくらいなら、戦って死んでやる。

それくらい絶望が強いということです。

これも、怒りを原動力とした自己実現の一種です。

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