19Aug

信じていることが実現する
私たち人間は、自分で「これが真実」と信じたことを現実として経験します。
表層意識で信じているものよりも、潜在意識で信じていることを現実として経験します。
潜在意識に入っている様々なコア・ビリーフは、私たちが成長してくる過程の中で、様々な心の傷とともに植え込まれていったものです。
私の親は、よく私と妹に、
「そんなことではお嫁にいけないよ」
と言っていました。
つまり、今のままのお前たちでは十分でないから結婚できない、だからもっといい子にならなければ、というメッセージを伝えていたわけです。
子供の頃からこれを繰り返されると、潜在意識の中には、
「私はありのままでは不十分で、結婚できない」
というコア・ビリーフが植え込まれます。
そして、結婚相手を捕まえるのに自分は不十分だ、もっと良い人間(女)にならなければ、という無意識の言動パターンが生じます。
そしてそういう現実を生み出して、それを生きます。
一つの例です。
何を信じるのかは選択できる
英語には、Don’t buy into it という表現がありますが、「真に受けるな」というニュアンスで使われます。
先の例で言えば、
「そんなことではお嫁にいけない」
というのは、親の価値観に根差した親の意見なのであって、それが必ずしも事実ではありません。
親が言うのだからといってそれを真に受けて傷ついたり、それを信じ込んで落ち込んだりする必要は、本来全くないわけです。
ですが、幼い頃はその分別がつかずに、純粋に信じて傷ついてしまっただけなんですね。
親は親、私は私、という線引きを、いずれかの時点でクリアにしていく必要があります。
私の友人の中には、Etsy (マーケット・プレイス)は too competitive (競争が激しい)と言う人が少なからずいます。
「Etsy は難しいよ。競争が激しくて」
と、みんな言います。
「この世の富は限られているから、他と競争して抜きんでることができなければ成功するのは難しい」
という、競争原理に基づいた観念です。
生きてくる過程の中で植え込まれ、繰り返しそれを経験したために、すでに真実になってしまって信じて疑っていないことです。
アセンションやシフトの過程にある人たちは、こうしたマインドの制限をかたっぱしから外していくことが求められます。
競争原理は人間(エゴ)が生み出した幻想にすぎません。
選択はいつでも変更可能、新たな選択を常に行う
まずはそれが単なる刷り込まれた思い込みに過ぎないことをしっかりと認識し、それを信じ続けるか、それとも手放して新たな価値観を採用するかを自分で決めるのです。
宇宙は無限で、私に必要なものはすべて与えてくれる。自分の必要なものを得るために、他人と競争する必要はない。
それが真理であると、新たに選択しなおせるかどうかが問われているんです。
そう、人生のすべては選択なんです。
一度選択したものが有益でないなら、その都度選択しなおせばいいんです。
今までがそうだったからと言って、これからもそうである必要は全くないのです。
自分にとって有益に働いているのであればともかく、それによって自分の可能性が制限されたり、有害な影響を及ぼしていると思えるものは、さっさと手放して、他の真実を採用しなおしたらいいんです。
コツコツとこの作業を続けていくと、しだいに現実がシフトし始めます。
最初は本当にかすかな兆しで、すぐに見失ってしまうほどのものですが、根気よく、あきらめずに続けていけば、潜在意識はいつか完全に書き換わります。
そうすれば、現実がシフトするスピードも速くなっていきます。
他の人の意見はその人のもの。
私は私、という線引きができることはとても大切です。
自分にとって有益なものなら採用し、そうでないものや、気分が落ち込むだけのものは、相手にお返しして自分は受け取らないことが大切です。